【占い師インタビュー】杏 悠羽（きょう ゆうは）先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

杏 悠羽先生が占い師になるまでのいきさつを教えてください。

子どもの頃、母親がデパートの占いコーナーへ連れて行ってくれたことがありました。

そのときは「面白いな」と思っただけで、それ以上の興味はなかったんですよね。

占い師になったのは40代になってから。

趣味でホームページの素材を作っていて、それを無償配布していました。

そこで出会った人がたまたま占い師さんで、その人が私にとっては、占いのお師匠のような存在。

自分では全く自覚が無かった「占い師としての素質」を、その人が発掘してて、今も交流がありますよ。

クォーレへの所属を勧めてくれたのも、その人でした。

普段はどんな風に占っているのですか？

相談者様のお話をうかがいながら、インスピレーションでいろんなことを感じ取っています。

カードは、私の場合サブなんです。

たとえば相談者様が電話の向こうで「彼」と言ったとき、相談者様は「彼」やそのときの状況を思い浮かべていますよね。

そうすると私に「彼」の今の状態や、「彼」のその時の感情がインスピレーションで伝わってきます。

楽しい、とか、緊張してる…とか。それをもっと細かくみるために使っているのがカード。

私は電話占いではヘッドホンを使っていて両手は空いた状態なので、相談者様のお話をうかがいながらカードをシャッフルして展開し続けています。

だから質問への答えも早い。

「本当にカード使ってますか？」と言われることもありますが…ちゃんと使って占っていますよ（笑）。

相談者様のお話の中で、気になるキーワードがあればどんどん占って問題の焦点を見つけ出すようにしています。

占いの中で、先生が大切にしていることは？

「今、動くことによってどうなるか」ということです。

それが私の基本的な占い。

ただ漠然と全体運を占うのではなく、今、関わっている事で発生した問題について占うようにしています。

将来を自分が望む形にするにはどうしたらいいのか…それには相手を動かすよりも、自分が動いた方が何ごとも解決は早いと思います。

「動く」というのは、実際の行動よりもまずは気持ち。でも、自分の気持ちを動かすのはすごく大変なこと。

だからこそ、そこで差が出てきます。

たとえ文句を言いながらでも「とりあえずやってみるか」っていう気になれると、事態の進展はグッと早まることが多いですよ。

今号のテーマは「ダイエット」。先生が考えるダイエットのコツは？

すごく難しい質問ですね（笑）。

私もダイエットはなかなか苦戦してますので…。

子供たちには「母の日と誕生日の合算で、ルームランナーを買ってね」とリクエストしてます。

ダイエットは体だけじゃなく、心も大事。

それは「自分が見られてる」という意識です。

みんなの視線が自分に注がれると…自然と正しい姿勢になりますよね。

正しい姿勢になれば、お腹に力が入る。

つまり気が引き締まる、身が引き締まる。

「ここぞ！」というときは気を引き締めて体に緊張感を与えましょう。

今、占い師を目指す人にはどんなことをアドバイスしたいですか？

占い師は、人の悩みや迷い、苦しみを預かるというお仕事。

そのことに耐えられなくなる人もいると思います。

私自身は「占いを休みたい」と思ったことはあっても「占い師を辞めたい」と思ったことはありません。

他のお仕事と同じように、占い師という仕事と自分の間に「相性」はあるかもしれませんね。

それを自分で冷静に見極めることができると良いでしょう。

それと、電話占いでは顔が見えない分、言葉での対話がとても重要です。

初対面の人と会話をすることに緊張を感じないくらいには、ある程度の対話の経験は積んでおいた方がいいと思います。

占ってもらいにきたものの、なかなか相談内容をお話しくださらなかったり、緊張して言葉が出てこない相談者様もいらっしゃるんですよ。

どんなことを占ってほしいのか、会話の中でさりげなく問いかける配慮…それができることも、占い師として大切なことかもしれませんね。

最後にクォーレのお客様へのメッセージをお願いします。

自分が悩んで自分で答えを出すのが普通の生活。

占いは、あくまで「サブ」でいいんです。

でも、本当にどうしようもないときに上手に使ってください。

今までさんざん苦労してきた人こそ、夜明けはもうすぐそこ。でも、本人には夜明けがいつなのかはわからないもの。

暗闇がいつまで続くのか不安なときには、占いが「最後のもう一押し」に役立てればと思います。