【占い師インタビュー】癒音 寿（いやしね ことぶき）先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。

クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

幼少期の癒音先生はどんな少女だったのでしょうか？

幼いときは体が弱く、病気がちでしたね。

悪いエネルギーを体に受けやすいというか、変な場所に行くとすぐに頭痛がしたり吐いたりしてしまう子で。

インスピレーションが強い母の知人からは「この子は将来この力を使って人を救う役目を持っている」と言われたそうですが、次第にそういったことに体がもたなくなってしまって。

20代は神秘的な世界を意識的にシャットアウトしていました。

そこからどんな道のりを経て占いの世界へと足を踏み入れたのでしょう。

大学卒業後はスポーツ関係の仕事に就きたかったので、エアロビクスのインストラクター養成校に入ったんです。

けれど途中で大怪我をしてドクターストップがかかってしまい、残念ながら志半ばにして断念せざるをえなかったんですけど。

それと並行して当時住んでいたマンションで不思議なことが次々に起きるなど、とにかく変な方向に引っ張られることが続いたんですね。

不運が連鎖する時期だったのでしょうか。

その後、結婚・離婚・再婚、母の重大な病い発覚に自分の病気など色々なことが重なって、福井の実家に戻ることになったんです。

そしたら私の体質を知っている夫が「君はいい加減、そっち系の仕事に向き合った方がいい」と言ってくれて。

自分でもそろそろ逃げてばかりじゃいけないと覚悟していたので、ようやく職業として占い師の道を選ぶことを決めました。

幼い頃に予言された道へなるべくして辿り着いたのですね。現在はどのように鑑定をなさっていますか？

私の場合はインスピレーション占い。私自身がアンテナになって上から降りてくる声を届ける…という言い方で伝わるでしょうか。

電話占いは余計な情報が入らない分、まっさらな状態でお客様の声に集中して向き合うことができるので私としてはすごくやりやすい。

ただ、神秘性に傾倒しすぎてもいけないので、あくまで現実に則したお答えができるように調整しています。

そのためにはとにかくお客様の話を集中して誠実に聞く。１分単位でお金をいただいている身ですので、お客様の声を漏らさず大事に聞くことを常に心がけています。

今号のテーマはよい運気を招くための「断捨離」です。先生も心を整えるために普段からしていることはありますか？

運動です。

入浴前の有酸素運動や筋トレなどは昔からずっと続けている毎日の習慣。

汗をかくことで頭がリセットされ、心が浄化される感覚が好き。もうひとつは寺社仏閣を訪れることですね。

神様仏様のもとへ行ってお経をあげると、心がスーッと落ち着くんです。

いずれ、高野山で得度を授かりたいと思っていますね。

私の仕事はご神仏様の助けがあって初めて成り立つもの。

それを忘れたらハッタリ占い師になってしまいますから、もっと神様仏様のことを勉強して常に万物への感謝の気持ちを持ち続けていきたいと思います。

最後にクォーレのお客様へのメッセージをお願いします。

私、先生って呼ばれたくないんですよ。

普通に友人に話しかけるように「癒音さん」と呼んでくださるほうが嬉しい。

そんな楽な気持ちで悩み事を打ち明けていただけたらと思います。

私自身、順風満帆な人生を送ってきたわけじゃありません。

生死をさまよう大怪我も経験しているし、生涯つきあう大病も抱えているし、挫折も味わっています。

だからこそ他人の痛みやつらさに深く共感できる部分もあるので、どんな悩みでも真摯に受け止めるつもりです。