占い専門企業クォーレに所属する、プロ占い師の先生たちからの投稿や近況をご紹介します。
今回は、鮎河リリサ(あゆかわ りりさ)先生です。
鮎河リリサ先生からの投稿をご紹介
この度、京都の知り合いから、浴衣と帯を送られました。
しつらえがしっかりしているので、着心地がまるで絽の着物のよう。
牡丹の花に、赤い紅葉が散らされた朱色の浴衣に、大胆にも蜘蛛の大柄の男帯!
ユニセクシャルな装いの、歌舞伎の紅葉狩の『※更科姫』をイメージしたデザインだそうで。
(姫だってさ、姫だよ姫、局じゃない)
恐れ多くも、もったいないし、姫って見せつけたいと、早速、集まりに着ていきました。
さて、日本の服飾文化はかなり特殊でして、奈良時代以降、江戸時代幕末開国まで、
一切の金銀、貴石、宝石をあしらった宝飾品さらに髪飾り以外の装飾品
(宝石を使わない木彫りや象牙なども)をつける文化がないのです。
法律で規制されたわけでもなく、
庶民から特権階級まで一切宝飾品というものを欲しがる人も付ける人もいなかったのです。
宝飾品を付けない代わりに、服飾は見事にそして鮮やかにまさに百花繚乱をきわめて行き、聖徳太子が階級を服の色で定めたり、十二単の着物の重なりで季節の表現と個人のセンスを競ったり。
四季の花や動植物を美しい模様に取り込み、そして布の折り方や、素材にこだわっていき、
江戸時代には、なんとラブレターを着物に仕立てる紙子という着物まで(しかもちゃんと暖かい)登場。
一方、宝飾品というか装飾品は、髪を飾る簪のみ。
それも着物に合わせて結い上げた髪を支えて飾るための簪のみ。
さて、日本に金山、銀山、水銀鉱脈に恵まれ、世界最高峰の硬玉種の翡翠が採れます。
中国大陸、南米でも翡翠は産出されますが、圧倒的に硬度が違います。
そして、高品質の水晶も取れるのです。
つまり、土地に宝物いっぱいあるというか、宝の上で暮らしてるから、
身に着けて飾ろうとも思わなかった?!(日本は宝の島、やはり蓬莱山)
それよりも、純粋に着物のファッションで自己を表現する文化になったという説が濃厚なのです。
そして華やかな色や模様の着物を“雅”とし、
地味目の灰色、紺色、銀鼠も“粋”としてこれもまた洗練された美とされました。
そんな日本の独自な着物文化は、幕末の開国、明治時代を経て、
洋装文化が入っても、日本にも、
そして世界からも愛される服飾文化として今も世界中を魅了し続けているのです。
※日本は開国前、金と銀の価値がほぼ同じで流通しており、開国の折には、金の円安状態になってしまい。
経済に聡い藩はそれぞれ大急ぎで蔵の銀を金に両替したという史実がある。
このことが少なからずも大政奉還に影響したといわれる。
※歌舞伎では珍しい演目の紅葉狩、更科姫が二枚の扇でダイナミックに舞う美しい演目である、
が、後半、鬼の本性を現し、美しい見た目の野太い声で『おい!野郎ども!』と迫力の演出をする。涙
鮎河 リリサ(あゆかわ りりさ)
所属:クォーレ
知識と経験に裏付けされた鮎河先生の鑑定は、なによりお客さまの気持ちが最優先。
いま一番知りたいこと、いま必要なことを感じ取るセンスの鋭さに定評があります。
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