【占い師インタビュー】美月（みつき） 先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

占いから得たものを、
どれだけ人生に活かせるか

タロット、西洋占星術、心理学をミックスさせた手法で鑑定する美月先生。占いの強力なパワーを知っているからこそ、
振り回されてほしくないと語る先生に、占い師となるまでの歩みについてお聞きしました。

美月先生が占いに興味を持つようになったきっかけは何でしたか。

幼い頃から敏感な性質で、見えないものを感じ取る力があったように思います。

何かが見えるわけではないけれども、感じることはできる。

だからといって占いに興味を惹かれるわけでもなく、ずっと占いとは無縁のまま大人になりました。

転機は大人になってからたまたま訪れたカフェでタロット鑑定を受けたことです。　

そのカフェでは月に1度だけ占い師の方が鑑定をされるイベントがあり、「へえ、どんな感じだろう？」と思って試しにお願いしてみたんです。

すると、出たカードを見た占い師さんが「本当に苦しかったんですね」とおっしゃったんですね。

憐憫のトーンは一切なく、カードに映し出された当時の私の背景に親身に寄り添ってくださった。

そんな静かな口調でしたが、その言葉を聞いた瞬間に魂が救われるような実感がありました。

私の状況を、その占い師の先生とタロットカードは的確に捉えてくれた。

あまりに衝撃を受けて、その日のうちに「私にタロットを教えてください」とお願いしていました。

このツールを知ることで自分の苦しみの正体がわかって、その先の世界も広がるはず。

もしかしたら他の人の心を救うことだってできるかもしれない。そんな直感がありました。

今あらためて振り返ってみると、一分の狂いもない正しい直感と選択だったと思っています。

その後、星にも興味があったので違う先生について西洋占星術を学び、さらに仕事で習得したカウンセリングの技法をミックスさせた心理占星術をメインの手法として今は鑑定しています。

西洋占星術、タロット、心理学を融合させたオリジナルの鑑定スタイルなのですね。

今号の特集テーマは「暦を知って運気上昇のチャンスをつかむ」です。
先生は西洋占星術がご専門ですが、日本の暦を活用されることはありますか。

手帳やカレンダーの六曜や二十四節気は意識していますね。

何かを選択するときは仏滅よりも大安にする、春分や秋分の日には神社へ行く、といった感じで、とても気軽な感覚で暦を選んで行動しています。

やはり古くから残ってきたものには力があると思いますから。

では最後に、クォーレのお客様へのメッセージをお願いいたします。

「答えは相談者様の中にある」というフレーズは心理や潜在意識を長年学んだ私が絶対的に信頼しているものです。

占いで答えを決めつけたり予言したりせず、その人の中にある答えを対話を通して一緒に探り、解決策を見出していく。

そんな占い師でありたいと思っています。

占いには、その人の人生を変えてしまうほどの強烈な力があります。

だからこそ、結果やアドバイスに振り回されるのではなく、あなたに勇気を与え、自分を見つめ直し、決断を後押しするきっかけとして活用してください。

大切なのは、占いから得られたものをどれだけ人生の味方につけられるかです。

その決断に寄り添える最良の伴走者となれるよう、私も精一杯努めていくつもりです。