占い専門企業クォーレに所属する、プロ占い師の先生たちからの投稿や近況をご紹介します。
今回は、トパーズ先生です。
トパーズ先生からの投稿をご紹介
トパーズ 先生こんにちは、トパーズです。
皆さんは、野外フェスに行かれたことはありますか？
私は最近になって、「一生に一度ぐらいは行ってみたい！」という気持ちがむくむくとわいてきたので、勇気を出して参加することにしました。
行先は北海道！
ここの音楽フェスなら、夏の暑さも大丈夫と思ったのです。
当日は良いお天気となり、昼頃から夜まで、自分の年も忘れて音楽を楽しみました！
ところが、その途中に格安航空からのメールが入っていたようで、帰りに見てみたら、本州の悪天候のため、翌日の飛行機が飛ばないことに…。
「え～、どうしよう、困った～。」
とつぶやいてばかりいてもしょうがないので、気分を入れ替え、新千歳空港と札幌の間にある恵庭市の、こじんまりしたビジネスホテルに連泊することにしました。
ホテルのロビーに置いてある観光案内を見ると、なんと、恵庭市では縄文時代の遺跡があちこちに見つかっているとのこと。
これも何かのご縁かな？と翌日早速、郷土資料館に行ってみました。
資料館では、一万五千年前に実際に使われていた小さな旧石器が、きらきらとした光を放ちながら展示されていて、びっくりしました。
今から三千年前のカリンバ遺跡からは、赤やピンクの漆塗りの髪飾りが多数発見されたそうです。
「カリンバ」とはアイヌ語で桜の木の皮のことで、カリンバ川と呼ばれていた小川の近くに集落があったようです。
美しい髪飾りからは、当時の人々の心の豊かさを感じることができますね。
ずらりと髪飾りを並べた展示品だけはレプリカなのですが、他の写真の品々はすべて当時の実物です。
ヒスイなどのネックレスは今すぐに使えそうな感じですね。
石を磨いて作った棒は男性器を表すものとして、お祈りやお祭りに使っていたそうです。
三千年前の石器たちが今も当時とまったく変わらない姿をとどめている様子に、あらためて石が持つ強いパワーを感じました。
資料館の近くから、コミュニティバスでカリンバ遺跡の現地へと向かいました。
この遺跡は、道路を作ろうと土地を整備している中で発見され、平成17年に国の史跡に指定されたそうです。
近くに大学があり、そこでバスを降り、少し歩くと緑の野原とその奥にはうっそうとした森が広がっていました。
吸い込まれるような感じで森の中へ入ると、清澄な木々の香りと静けさに包まれ、いつまでもそこにいたいような気持になりました。
最終日は飛行機までの時間があったので、豊栄神社に参拝しました。
その付近一帯でも、三千年前の出土品がたくさん出てきたそうです。
境内には、恵庭市の北側にあるラルマナイという場所から運ばれ当地に移植された、推定樹齢三千年のイチイの樹がありました。
心の中では、「え～、三千年ってホントなの～？」という気持ちも少しあったのですが、イチイのことを調べてみると、常緑樹で素晴らしく生命力のある樹で、イギリスでも樹齢五千年と言われるイチイが実在していることがわかりました。
私は今までも、樹木がとても好きで癒されてきましたが、今回は「リスペクト」という言葉が胸に浮かんできました。
「夏フェスに行ってみたい！」という軽い気持ちから始まった旅でしたが、太古の昔から輝き続ける自然や、当時の人々のエネルギーに圧倒され、癒され、元気づけられる経験となりました。
偶然なのか必然なのか（！？）、予想していなかった展開に驚きながらも、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんも、ふと感じたことを実行してみませんか？
あなたにとって、幸運な出会いが待っているかもしれませんね！
トパーズ
所属：クォーレ
お客さまの話しに真剣に耳をかたむけ、言葉を選びながらあかるい未来へ導いてくれる、おだやかな強さを持ったトパーズ先生。
やさしい語り口調も幅広い層から支持されています。
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