【占い師インタビュー】ざぎ先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

どうしようもない悩みは心で「発酵」させましょう

豊富な鑑定経験と節度ある距離感、そして包容力あふれる語り口でお客さまをホッとさせてくれるざぎ先生。

マッサージ師から占い師へ転職したいきさつや共通点をお聞きしました。

ざぎ先生が占いに興味を持つようになったきっかけは何でしたか。

幼い頃はおばけが本当に怖くて、暗い場所を見ると「ここあかん！」と通るのをやめるような臆病な子どもでした（笑）。

占いへの興味は人並みでしたが、出会いという意味では中学生のときにタロットカードに魅了されたのがきっかけです。

大きな雑貨屋さんのガラス張りのショーケースの隅に、とてもきれいなタロットが飾られていたんです。

個性的な色と絵柄、英語とは違う不思議な文字が、すごくピカピカして見えて、お小遣いをためて手に入れました。

最初のうちは部屋のインテリアとして飾っているだけでしたが、そのうちに遊びの延長線上でお友達のことも占うようにもなりました。

占いそのものよりも、タロットへの興味が先だったんですね。

そうです。

数ある占術の中からタロットを選んだというよりは、カードが引き寄せてくれた感じですね。

タロット一択でした。

のちに派生して数秘術や色彩の勉強に繋がるんですけどね。

タロットカードの解釈は奥が深いというか微妙に色々あります。

最初のころは書籍をあさったり、カードのお話を聴きに行ったりしましたが、次第に自分なりのものが見えてきます。

今まで占いを続けてこられたのは、お客さまのお陰ですね。

最初は友人や知人から始まって、その輪がだんだんと広がって今に至る感じです。

ご縁があって占って差し上げた方が、ご自身らしい良い方向へと進んでいかれた時には私もカードもとても嬉しいですし、また頑張ろうと思えます。

クォーレに所属されて今年で13年目のベテランです。
長く鑑定を続けてこられた中で、見えてきたことはありますか。

今号の特集は「開運セラピー」です。
先生はご自身の悩みにどんな風に向き合っていますか。

私、器の小さい人間なんです（笑）。

すぐにいっぱいいっぱいになっちゃうし、せっかちで白黒つけずにはいられない。

だけど、悩みに関してひとつだけ意識していることがあります。

それは「自分の意志で解決できない問題は、しばらく寝かせて発酵させよう」ということ。

自分ではどうしようもない悩みは、心の中に“発酵部屋”をつくって、いったんそこに仕舞い込んでおくんです。

時々取り出して様子を見て、また戻す、ということを繰り返してしばらくすると、なんだかいい具合に発酵してきて解決に近づけることが結構あるんですよ。

そのまま忘れ去ることができたらそれはそれでラッキーですし、そうでなくても「この悩みはちょっと発酵させておこう」という考え方をするだけで、心に少しだけ余裕もできますよ。

「悩みは発酵させる」。先生ならではのユニークな発想ですね。
では、最後にクォーレのお客様にメッセージをお願いいたします。

私はお客さまとタロットカードを繋ぐ役割だと思っているので、結果は真摯にお伝えします。

占いを利用して心のモヤモヤを減らしませんか。

よいカードが出た時には、自信をもって前進していただきたいし、もし不本意なカードが出た時でも、それは状況を整理したり新しい可能性を見出す機会になるかもしれません。

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