【占い師インタビュー】純志（じゅんじ）先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

科学だけで世の中が
成立しているとは思いません

カウンセラーの資格を持つだけあって、穏やかな語り口と誠実な鑑定が支持される純志先生。

「未来を占うことにはあまり興味がないんです」と語る先生は、占いをどう捉えているのでしょうか。

純志先生が占いに興味を持つようになったきっかけは何でしたか。

子どもの頃から何となく興味があったんです。新聞の占い欄なんかを見るのも好きでしたね。

理屈だけではない「わけのわからないこと」に興味がありました。

ただ、小中学生ですからコックリさんやタロットカードも一通り面白がったら飽きて終わり、という感じでしたが。

大学で心理学を専攻した際にも、ユングがやっていた降霊会に興味を惹かれました。

その後は産業カウンセラーの資格を取って働き始めたのですが、仕事で心理学と占いをマッチングさせた形の案件に関わったことがきっかけで、心理学とホロスコープを掛け合わせた占いのロジックについて学ぶ機会があったんです。

そこで勉強したことで、じゃあ占う側にまわってみようかな、と思い立ちました。

占いとカウンセリング、何か共通点はあったのでしょうか。

占いとカウンセリングは明確に線引きができない2つの領域だと思っています。

僕自身としては、未来を占うことにはそんなに興味がないんですよ。

それよりは自分の性格を考えて行く上で、星の影響がどう出ているのか、という見方をするのが面白い。

ですから、単純に「今年は金運がいいです」といった運気だけの話をするのではなく、占星術から浮かんでくるその人の資質や性質を踏まえた上で、お話をするようにしています。

純志先生のメイン占術は西洋占星術ですよね。

今号の特集テーマは「12星座別・恋愛の落とし穴」ですが、
上手くいかない恋についての、先生の見解を教えてください。

恋愛の悩みで多いのは、「相手が自分をどう思っているか知りたい」です。

実際のところは本人に直接聞くのが一番確実ですが（笑）、それでも占いからでしか見えないこともあります。

ただ面白いのが、占いで相性がよいと出ても、必ずしもその恋がうまくいくとは限らない点です。

例えば、困難がある恋に燃えるタイプの人は、穏やかな恋だと物足りないから続かない。

すぐに諦める人もいれば、すがりついてしまう人もいる。

そういう自分の原型がある一方で、相手がいるのが恋愛の難しさです。

自分だけで決めてもコトが進まない、手の内がわからないゲーム性があるからこそ、面白いのでしょうね。

そういう意味では、恋愛は占いに頼りすぎず、直感を大事にしたほうがいいというのが僕の持論です。

では最後に、クォーレのお客様へのメッセージをお願いいたします。

人間には運命と宿命があると思っています。

持って生まれた宿命・カルマは変えられませんが、運命は変えられます。

そして運命を切り開いていくために役立つのが占いです。

そういう意味では目の前の事象だけを見てアドバイスするのではなく、宿命的なところから遡ってお話をさせていただくことが僕の場合は多いかもしれません。

占いを頼りすぎず、自分の力で運命を変えていくお手伝いができたらと思っています。