【占い師インタビュー】村上佳那（むらかみ よしな）先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

小学生のときから占いに開眼
DIYで魔女部屋を作っていました

風雅なお名前にぴったりの和服姿とは裏腹に、明晰で合理的な語り口にファン多数。

クォーレ歴17年とベテランの村上佳那先生に、悩みとの向き合い方についてお聞きしました。

村上佳那先生が占いに興味を持つようになったきっかけは何でしたか。

小学生のときに『マイバースデー』という占い雑誌に出会ったことがきっかけでした。

創刊号からずっと愛読していたので、自分でホロスコープを書いたり、タロット占いをしたりしていましたね。

その影響で当時はお小遣いをせっせと貯めて、自室を魔女部屋風インテリアで統一していたんです。

グレーの丸型ラグに生地の染め粉を使って魔法陣を書いたり、二段ベッドをバラして安いカーテンにレースを貼り付けて天蓋風ベッドにしたりと、今思うと結構本格的なＤＩＹを頑張っていましたね（笑）。

高校生になってからは友達に頼まれてよくタロット鑑定をしていました。

私の部屋の前に鑑定待ちの列ができるくらいで。

鑑定料の代わりにマスコットやお菓子なんかをたくさんもらっていました（笑）。

そこからどのような経緯で占いを職業にされたのでしょうか。

あるとき男友達が私と友人に水晶のようなものをくれたんです。

ところが、その場でドンッ！と衝撃が来て私が発熱してしまったんです。

この経験って一体何？と不思議に思って周囲に聞いてみたら、ある占い師の先生を紹介されたんですね。

その人のところに例の水晶を持って聞きに行ったら、「あなた、前世は占い師か巫女さんだったみたい。踊りも好きでしょう。将来は占い師になる」と唐突に言われて。

確かに、ダンスも好きだったので驚きましたね。

「いや、私は絶対に占い師にはならない。普通に生活する」と思っていましたし、就職して家庭に入った時期もあるのですが、巡り巡って気づけば、やっぱり占い師になっていました。

西洋占星術と東洋占星術、どちらも得意占術ですが、どんな風に使い分けを？

今号の特集は「ポジティブ開運術」です。
先生は落ち込んだときは、どんな風に自分の心を立て直されていますか。

過ぎたものは仕方ないと思う性質ですが、どうすれば良かったのか考えるようにしています。

他人からどう見られて、どう評価されるかなんて考え始めるときりがないじゃないですか。

意見が違っても「あなたはそういう風に考えるのね」と割り切って考えるようにしています。

昔からあまり他人への執着がないんですよ。

友達はいますが、今以上に数を増やしたいとは思いません。

誰かと楽しく過ごす時間も大切だけれども、自分ひとりでまったりと過ごす時間も確保しておきたいので。

とはいえ、自分なりに精一杯頑張ったけれども結果が伴わなかった、という場面では悔しさを感じることはあります。

そういうときはとにかく寝ます。

深く眠ることができると、人の心って自然と回復できるんですよ。

だから睡眠の質を上げるための工夫は日々意識しています。

自分の軸をとても大切にされているんですね。
では最後に、クォーレのお客様へのメッセージをお願いいたします。

私は人間って重い荷物を持っている人がいたら、本能的に手助けする生き物だと思っています。

誰かをほんのちょっと支えて、「ありがとう」の言葉が行き交ったら、お互いが幸せになれますよね。

だから困ったとき、心が消耗したときは、一人で抱え込まないでください。

私のお客様にも「先生、ちょっと愚痴っていいですか？」と遠慮しながら聞いてくださる方がいますが、普段の生活で会わない人だからこそ、出せる本音もありますよね。

心をほどいて素直に弱さを出していただけたら、その気持ちを受け止めて精一杯お答えしたいと思います。

この先生に直接占って貰う