人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。
久我 岬見先生と占いの出会いを教えてください。
祖母の知り合いで占いをなさっている人がいたんです。
私は小さいころ、少し身体が弱かったので…親はそれをすごく心配して「この子は将来どうなるんだろう」と思って、その先生に私のことを占ってもらったんですね。
そうしたら先生は「大丈夫だから」って。
その「大丈夫」という来ん根拠を、先生から九星気学や家相で教えてもらったことが占いとの出会いですね。
先生は私に色々なお話をしてくださって、そうするうちに自然と占いを勉強し始めていた気がします。
でも、その時は職業としての占い師になるなんて全く思わず「おばあさんになったときに、もしかしたら占いやってるかも…」くらいにしか思っていなかった。
先生は普段、どのように鑑定をなさっていますか?
まずは相談者様に生年月日をうかがって、それを書きます。
その描いた文字から浮かんでくるものがあるんです。
相談者様の指向性とか、こういう生活をしている人なんだなあ…っていうのが、ふわ〜っと。さらにタロットや易をやると、今度はイメージが具体的になってくる。
たとえば相談者様の周囲はこんな環境で、あの人のことがきになっているんだな…とか、こういうことを言われたんだな…って。
浮かび上がってくるものには情景とか言葉とか、いろんなものがあります。
その中から、相談者様の質問に対する答えを私なりに取り出してお伝えする感じですね。
そうするとお客様によっては「どうして分かるの?」と聞かれるのでは?
確かに…きかれることもあります。
でも私は意識していなくて…あくまでも九星気学や易、タロットなどで相談者様を「占う」ことで出てくるもの。
占いをしていて何も浮かばなかったら、それは私にとりましては、占いとして成立していないんじゃないか…と思います。
浮かんでくるイメージや言葉は私が見聞きしたことではなくて、電話の向こうにいる、その相談者様が観て感じたこと。
私の価値観から生じるものではないんです。
ですから占いをして、何かが浮かんでくるというのは、私の中では『占いの過程』そのものですね。
今月号のテーマは「天使」です。先生は天使グッズなどお持ちですか?
天使とは少し違いますが…マリア像が好きで、部屋に飾っています。
マリアが子供を抱いている白い素焼きの像。
長崎の浦上天主堂でお土産に買ってきたのを、ずっと飾ってあります。
その像の横に、マリア様とエンジェルが飛んでいる絵が飾ってあります。
裸の子どもの背に羽が生えている、キューピッドに近い天使。
あと、そのマリア像と一緒に飾っているのが『非母観音像』。
これは日本画みたいな掛け軸の絵なんですけど…本当に大好きな絵です。
お母さんっていうのは、ずっと子どものために泣いている…嬉しいことがあっても悲しいことがあっても、この子が出世しても「苦労するんじゃないか」と心配して涙を流す…。
マリアも子供のために慈しむ存在ですよね。
私は宗教を特別に信仰しているわけじゃないんですけど、どこまでも深い母性や慈愛の眼差しに、すごく心が洗われます。
以前と比べて、電話占いをご利用になるお客様の変化を感じることはありますか?
そうですね…最近は、極端に自信のない人とある人と分かれる傾向が強いです。
ですから、みなさん自分の「反対」を見るといいかも。
すごく暗い気分のときはすごく明るい事も考えてみる。
すごく興奮しているときはゆっくりしてみる…そんな風にテンポを変えて、リズムを整えてみてください。
忙しいときは立ち止まって、立ち止まってしまっているなら走り出してみるとか…。
物理的にも、そういう意識を持ってみると良いと思います。
それと…最近は「私はこんなことをしていていいんでしょうか?」というご相談も増えました。
それがどんな内容であろうとも、私は否定だけはしません。
ただ…占ってカードや卦の意味が「不幸になる」と出てしまったら、そのときだけはお止めしますよ。
占い師として、何よりも御相談者様に不幸になってほしくないからです。
「あなたに幸せになってほしいから、占い師としてお止めしますよ」って。
最後にクォーレのお客様へのメッセージをお願いします。
占いを勉強している人もそうですけど…悪い事ばかり先に覚えてしまわずに、どうか良い面を引き出すことを忘れないでください。
自分の基本的な性格、つまり自分の傾向を占いでよく意識してみましょう。
そうすれば、自分の良い面をより効果的に引き出せます。
占いは、良くするために使うもの。
全ての人と物事に良い面と悪い面は必ずあります。
みなさんが良い面を引き出して、良い人生を過ごしていくために占いを使ってほしい。
そのために、私はお一人ずつに、そのご相談者様だけのオリジナルアドバイスを届け続けたいと思っています。
久我 岬見(くが てるみ)
所属:クォーレ
つねに多数のお客さまより指名の絶えない久我先生。
不動の人気を得てなお、占術に磨きをかけ、お客さまとの接点を増やすべく努力を怠らない姿勢は、さすがのひと言。
占いは初めてという方から、占い好きの方まで、お客さまにひとりひとりに合わせた対応力も魅力です。
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ここでご紹介した久我 岬見(くが てるみ)先生は現役のプロ占い師。電話で直接占ってもらうことも可能です。
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