【占い師インタビュー】ラウル 先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

「相手の気持ちを知る」ことよりも
自分がどうしたいかを大切にしましょう

丁寧な鑑定スタイルと「対価以上のものをお返ししたい」と語る誠実な人柄が慕われているラウル先生。

占い師として花開くまでの道のりについてお聞きしました。

ラウル先生が占いに興味を持つようになったきっかけは何でしたか。

占いへの興味はタロットカードとの出会いがきっかけでした。

小学校5年生のときに父が交通事故で亡くなったのですが、葬儀が終わって一段落したタイミグで、なぜか叔父が「お土産に」とタロットカードをプレゼントしてくれたんですね。

叔父自身がそうしたことに格別に興味があったわけではなく、おそらく私を慰めようと思ってちょっと変わったものを贈ってくれたのでしょう。

それまでほぼ面識がなかった叔父の優しさが嬉しかったし、カードを眺めている時間は父の死の悲しみから少しだけ気を逸らせることができました。

そこからどのような過程を経て「占う側」にまわったのでしょう。

高校生のときに初めて対面鑑定を受けてみたんですよ。

スーパーの一角にある占いコーナーだったんですけど、その先生のお話がすごく面白かったんですね。

当たるかどうか以前に、とにかく明るく楽しませてくれた。

対価以上の嬉しさを与えてもらえた体感がありました。

その後、結婚してアロマショップに勤めたのですが、そこで知り合った人が「いい占い師の先生がいるよ」と紹介してくれたので会いに行ったんですね。

当時の私は30代前半で、タロットやオラクルを自分なりに触ってはいたものの、そこから一歩を踏み出す勇気はまだありませんでした。

それで鑑定のときに「占い師を仕事にしたい気持ちがあるのですが、私はなれそうですか？」と聞いてみたところ「あなたならできますよ」と背中を押してもらえた。

その言葉に励まされて、そこから1年かけてタロット鑑定のリーディングのレッスンに通い、さらに2年かけて西洋占星術を学んでから占い師としてデビューしました。

占う側と占われる側、両方の立場を経験していく中で、印象に残っているエピソードは？

今号の特集は「源氏の姫君占い」です。
恋の悩みは千年前から変わらないものですが、先生は恋愛の悩みにどのようにアドバイスされていますか。

タロット鑑定で多い恋の悩みは「相手の気持ちが知りたい」です。

お気持ちは理解できますが、その前にもっと大事にしてほしいのは「自分はどうしたいか」をはっきりさせることだと私は思います。

相手の気持ちがどうであろうとも、まずは自分の気持ち、自分はどうしたいのか、どんな関係性になりたいのかを整理した上で、相手と接していくことをお勧めします。

自分よりも相手を大事にするのではなく、まずは自分を大切にしてから相手も大切にしてください。

そうすれば相手に振り回されることもなくなります。

そして、自分の気持ちを整理するお手伝いとして占いを活用していただけたらと思います。

では最後に、クォーレのお客様へのメッセージをお願いいたします。

占いは、人生の楽しい時間を少しでも増やすためのもの、気づきを与えてくれるものです。

ズバッと言い切るスタイルの占い師さんもいますが、私はお客さま自身が答えを見つけるためのお手伝いをしていくことが占い師の本分だと思っています。

一人ひとりのお悩みに心を込めて接していきますので、どんなことでもお気軽に相談してくださいね。