占い専門企業クォーレに所属する、プロ占い師の先生たちからの投稿や近況をご紹介します。
今回は、鮎河リリサ(あゆかわ りりさ)先生です。
鮎河リリサ先生からの投稿をご紹介
誰もが知っている、不思議な魅力を放つ「勾玉(まがたま)」。
勾玉は邪馬台国と漢(中国)の外交で重要な役割を担っていました。
勾玉のデザインはペイズリーと似ていますが、関連性はなく、ペイズリーは草木のデザインが重なり合ってできたもので、勾玉は陰陽の片割れ、胎児、動物の牙を表しています。
勾玉は宝飾品の役目だけではなく、高価な通貨としての役割を担っていたと言われています。
日本の国土の一部のみで取れる翡翠を徹底管理。
勾玉の造形を玉造の匠の加工場所と技術を門外不出で管理したことにより、勾玉は貨幣としての価値は盤石なものだったのです。
そう考えると、古代の大君や卑弥呼が翡翠の勾玉を身に着けていたのは、国民に対し、シャーマニズムだけでなく、物質的(経済的)な莫大な力を見せつける効果の為であったことも納得できますね。
卑弥呼が邪馬台国の正式に女王になった際、中国の皇帝に真珠(白玉)青い勾玉(日本産翡翠の勾玉)を献上しています。
“大和の国だけで取れる翡翠を大和の国だけにある技で作り上げた、宝物。 これは我が国の貨幣でもあり力の象徴、これを青玉の勾玉とし 白く輝く真珠は海から取れる邪馬台国の自然の恵みである。人の手が入らぬ邪馬台国の自然の貴重な宝石を白玉とし献上する。”
皇帝は神秘の女王の治める、宝石を通貨とする美しくも豊かな邪馬台国に胸をときめかせたでしょう。
さて、中国にも翡翠はありましたが、中国の翡翠は軟玉、色は美しく、加工しやすいのが特徴です。
一方、日本産の翡翠は硬玉で、硬度と靭性がはるかに上で加工しにくいのです。
(国内では日本産翡翠の槍の先も見つかっている)
つまり、『こんだけ硬い翡翠を加工して小銭で使うってことは、こんだけ硬いものを加工できる技術で作った武器も邪馬台国にはあるからね、金の印鑑ありがとよ、でも攻めて来たら覚えてろよ。』という暗黙のメッセージもあったと一部の学説で言われています。
勾玉は神秘的な魅力と、物質的な豊かさの象徴であり、芸術性と経済力を兼ね備えた世界に誇る日本の宝物なのです。
- 三種の神器の八尺瓊勾玉は日本の五穀豊穣と経済発展への祈りの象徴である。
- 勾玉とペイズリーの形は視覚的に人間の心理に深い安心感を与えてくれることがわかっている。どちらも1:1:618の風水比をデフォルメしたデザインであることからそのような効果がある。
- 鮎河がペイズリー柄を着て勾玉のネックレスをするとシャーマンというより呪術師のような禍々しいオーラが出る、何故だ!?
鮎河 リリサ(あゆかわ りりさ)
所属:クォーレ
知識と経験に裏付けされた鮎河先生の鑑定は、なによりお客さまの気持ちが最優先。
いま一番知りたいこと、いま必要なことを感じ取るセンスの鋭さに定評があります。
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