占い専門企業クォーレに所属する、プロ占い師の先生たちからの投稿や近況をご紹介します。
今回は、鮎河リリサ(あゆかわ りりさ)先生です。
鮎河リリサ先生からの投稿をご紹介
なんだか、世界的にアンデット・ブームなので、この話題。 私ぐらいの年代だと、来来キョンシーズ、人気でしたよね。
おどろおどろしい設定と、法術(呪術?)のかっこいいアクションと、愛らしい西瓜あたま、いやテンテンのほうが人気か ( *´艸`)
実は中華圏でも、このドラマのおかげで“キョンシー”が認知されたんです。
(まあ、キョンシーにしても、ゾンビにしてもそうそう存在しないし、実物を捕獲したら一財産築けそうな逸材ですよね。)
来来キョンシーズのキョンシーですが、実はモデルになった中国の古いお話があります。
昔々、徳も霊力も高い道士がいました。 道士が旅の途中に寂しい街にたどり着き、一軒の家に一夜の宿を求めます。 すると小さな女の子が出て来て、どうぞお泊り下さいと快く迎えてくれます。 娘は道士を迎え入れると、点心とお茶を用意しますが、家の奥に葬儀の祭壇が作られ、家の中ががらんとしていることに道士は気付きます。 道士が訪ねると、娘は泣き出し語ります。 この町の男たちは、遠い場所に赴任(兵役)し、赴任先で敗れ、娘の父親も亡くなってしまいました。 娘の元に父親が亡くなった便りが来て、悲しみに暮れせめて立派に英雄として弔い埋葬しようとしたものの、戦で赴任先の土地の人も兵も被害が大きく、父の亡骸も遠い赴任先にさらされたまま、亡骸を引き取りたくても女、子供の足での旅は険しく遺体を運ぶことも、運んでくれる人もいない。 それはほかの家族も一緒なのでした。 なのでこの町の人々は、亡骸の代わりに紙に父や息子の似姿を描き、せめてと代わりの弔いをしているのです、と泣きながら伝えました。 なるほど、この町に喪中の提灯を立てた家が多く、宿屋も閉まっていたのはそのせいでした。 道士はなるほどと言い。 娘に遺族の街の人を集めるように言い、遺族の人達に長い線香を一本づつ渡し、『この香を弔いの祭壇に捧げて焚いて下さい、この香のかおりを道しるべに亡くなった方が帰ってきます。』というと何枚も呪符を書き連ね、天空に放ちました。 すると不思議、道士の呪符は空高く飛び去り飛んでいき、遠い土地の娘の父親たちの亡骸を探し当て、その額に貼りつきました。 額にお札が張り付くと、損傷の激しかった遺体は綺麗になり、すうっと空に舞い上がり、故郷の家を目指し飛んでいきました。 一方、娘と街の人は、線香を灯し祈りをささげていました。 娘は玄関に物音を聞き、戸を開けると、亡くなった、それでも穏やかな顔の父が来ていました。 「今、帰ったよ」と優しく言うと父親は静かに祭壇に横になりました。 娘は涙をながし「お帰りなさい、ゆっくりと眠って下さい」と言いました。 こうして町の人は無事に、夫や息子、父親を丁寧に埋葬することができました。
この伝説がキョンシーの設定のもととなったのです。
なんだかちょっとほろりといい話でしょ?
戦争や旅が大変だった時代は、家族の遺体を引き取ることもできないことが多かったんですね。
お時間があるときに、気が向いたらお墓のご先祖さんにあいさつに行ったらきっと喜んでもらえますよ ( *´艸`)
※道士は道教の教えを極めた地位の人物、呪術、陰陽学、医術、占術など教えは幅広く、また道教も多くの流派が存在する。歴史上の美女楊貴妃も道士の位を持っていた。
※ドラマのキョンシーは恐ろしいゾンビとして描かれてますが、キョンシーの服装は宮廷のトップレベルの貴族の衣装。まさにゾンビ界のセレブ。
※キョンシーの社会的?地位も高いが、エジプトのミイラも基本的に王家や貴族の地位が多い。映画ハムナプトラにせよ、トム・クルーズ主演のマミーにせよ、登場するミイラはほぼ王族なので、みすぼらしいぼろきれまみれにしては豪華な敵キャラである。
鮎河 リリサ(あゆかわ りりさ)
所属:クォーレ
知識と経験に裏付けされた鮎河先生の鑑定は、なによりお客さまの気持ちが最優先。
いま一番知りたいこと、いま必要なことを感じ取るセンスの鋭さに定評があります。
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