【占い師インタビュー】すずめ先生

人気占い師の素顔に迫る、FACE占い師インタビュー。
クォーレ所属プロ占い師のプライベートや占いへの思いについて質問します。

古文書を紐解くように、タロットを読む面白さ

幼い頃から抱いていた神話や歴史への関心が、タロットの世界観とリンクして占いの道へ。
ワンオペ育児に苦闘した時期を経て、占い師として活躍するまでの道のりについて、すずめ先生にお聞きしました。

すずめ先生と占いとの出会いについて教えてください。

小学校入学前に、星占いの本を買ってもらったことがきっかけです。

占いそのものというよりも、星座の由来になったギリシャ神話や天文学について知るのがすごく楽しかったんですね。

タロットに興味を持つようになったのは中学生のとき。
でも入門書を読んでもカードの意味が覚えられなくて。

本棚にしまって、気が向いたときにたまに自分を占ってみる、という読み方をしていました。

一貫して好きだったのは、世界各地の神話や歴史を学ぶこと。
大学では日本史を専攻して出雲大社を研究テーマに選びました。

社会人になってからは書店勤務を経て店舗責任者などを務めましたが、結婚を機に退職。第一子の出産後は博物館に勤めて、古文書を読むような仕事をしていました。

向学心旺盛な研究者タイプですね。そこからなぜ「占い」の道へ？

社会人になってからブログを書いていたのですが、知り合いのブロガーさんが、ある占い師の方のイベントに行った記事を読んで興味を持ったんです。

その先生のお茶会に自分も参加してみたら、そこで知ったトートタロットの世界があまりに新鮮で驚いてしまって。

意味に囚われず読んでいいという自由さに惹かれ、衝動的にその先生のもとで占いを習い始めました。

タロットって神話や宗教的思想が背景にあるので、私の大好きな歴史とも繋がりが深いんです。

学ぶほどに謎解きのような面白さが発見できて、のめり込みました。

その後、下の子の出産や博物館の仕事の契約終了、夫の単身赴任などが重なって、ワンオペ育児の日々が始まったのですが、これが本当につらくって。

外に出たいけど出られない。

子育てをしながら在宅でもできる仕事はないか考えていく中で、「占い師になろう」という気持ちが本格的に固まってきました。

育児中の私と同じように、外に出られず、鬱々とした思いを抱えている方々の気持ちに寄り添えたら、という気持ちが湧いてきたんです。

クォーレに所属されて1年が過ぎましたが、きっかけは何だったのでしょう。

すずめ先生の鑑定スタイルは？

トートタロットが基本ですが、タロットの札の数字を数秘術に照らし合わせて観るタロット数秘術や、歴史にかかわる仕事をしていたので日本の神話や文化をテーマにしたカードも併用しています。

電話鑑定をするようになって実感したのは、顔が見えないからこそ言える本音や安心感もあるんだな、ということ。

子育てに悩むお母さんや、この先の人生を充実させたいと迷っている方々からのご相談が多いかもしれません。

今号の特集は「幸せのサイン」です。日常で幸運の予兆を感じることは？

では、最後にクォーレのお客様にメッセージをお願いいたします。

お会いしたこともない占い師に悩みを打ち明けるのは緊張することかもしれませんが、友達に話すような感覚でどうぞ気負わず相談していただけたら。

数秘術でいうと私の数字は「9」、これはタロットでは「隠者」のカードなんですね。

暗い夜道でカンテラの灯りをともす隠者のように、迷える方々の悩みをじっくりとお聞きして、道を見つけるお手伝いをできたらと思っています。

この先生に直接占って貰う