占い専門企業クォーレに所属する、プロ占い師の先生たちからの投稿や近況をご紹介します。
今回は、鮎河リリサ(あゆかわ りりさ)先生です。
鮎河リリサ先生からの投稿をご紹介
コードネーム“南蛮NANBAN”。
蕎麦屋には謎のコードネームがある。
NANBAN。
鮎河は学生時代の夏休みに蕎麦屋でアルバイトをしていた。
蕎麦屋にはお得意さんの使う専門用語があり、たぬきやきつねはまだしも“板わさ”“鳥わさ”“せいろ”等、当時の私はチンプンカンプンである。
さて、この店の人気メニューが、「かしわ南蛮」であった。
多くの常連さんに愛された店であり、かしわ南蛮の注文が入ると、
『南蛮渡来のバイトが南蛮持って来たよ』と今では差別スレスレの決め台詞でお客さんたちを笑かしていたのだが。
私の記憶の中では、“南蛮”は唐辛子である。
しかし、蕎麦屋で“南蛮”はネギを意味する。
単純な疑問から、店長のオヤジに質問しにいくのだ。
蕎麦屋オヤジの南蛮講義は面白く
もともと南蛮という言葉は大国であった中国の朝廷が、南方の民族を蔑称で南の野蛮人と「南蛮」と呼んだ。
やがて日本の長崎に舶来の貿易船が来ると東南アジア人、スペイン人ポルトガル人を異国からの来訪者として「南蛮人」と呼ぶようになり、彼らの持って来た舶来品を「南蛮渡来」というようになる、ここで唐辛子や香料を「南蛮」というようになる(南蛮漬けはこの時に日本に伝わった)
さて幕府にとっては微妙だが、日本の庶民にとっては南蛮物は物珍しく、お洒落で粋で、時代の最先端であり、大人気になる。
一方日本に来た外国人も日本の料理に興味津々だが、生食の文化には抵抗がある。
そこで彼らは日本のネギの薬効成分に注目、やたらと料理にネギを入れたのだ、ところがこれが美味しく日本人にも流行りネギは“南蛮好み”となりネギも“南蛮”と呼ばれる。
やがて、粋な日本人のソウルフード蕎麦にも“南蛮”が愛用されるようになる。
さて、りりちゃんいいかい?ここに日本人の大事な心があるとオヤジは改め
もともと“南蛮”という言葉は中国の朝廷が、地方の部族を下に見る言葉だった、“蛮”という漢字は野蛮といういい意味で嫌な言葉だった
ところが粋な日本人はそんな悪意のある言葉“南蛮”をお洒落でかっこいい粋な言葉に変えたんだよ。
お偉いさんたちはともかく、日本の庶民は今も昔も大らかで、好奇心たっぷりの粋なやつらだって俺は信じてる。
かくして、学生鮎河は“南蛮の意味”の歴史と江戸の粋を蕎麦屋のバイトで学んだのである。
この蕎麦屋、今でも人気で、旨い蕎麦をだす。
そしてオヤジは私のことを“アルバイトのくせに賄いで、特上天せいろと上鴨南蛮ばかり食ってた大物”と語り継いでいる。
鮎河 リリサ(あゆかわ りりさ)
所属:クォーレ
知識と経験に裏付けされた鮎河先生の鑑定は、なによりお客さまの気持ちが最優先。
いま一番知りたいこと、いま必要なことを感じ取るセンスの鋭さに定評があります。
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